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2006年01月27日
エコリフォーム
すこやかホーム小名木川
このたび江東区北砂5丁目団地内にデイサービス施設「すこやかホーム小名木川」がオープンしました。最近の建築トレンドにマンションリノベーションがあります。この施設は杉坂からのそれに対するひとつの答えです。はたして殺風景な公団マンションをどのように生まれ変わらせる事ができるか。
コンクリートの建物はどうしても硬くて冷たい雰囲気を持ってしまいます。しかし、お年寄りにはやはり温かみのある和の空間を提供したい。コンクリート躯体の内外ともに無垢の杉板や珪藻土を多用することでやさしい和の空間に生まれ変わらせる事ができたと思います。
工事期間はたったの90日。ハードスケジュールにもかかわらず無事に竣工し、現在地域のお年寄りの憩いのスペースとして機能しています。
改修前外観
改修後外観
メインルーム
浴室等はバリアフリーな機能性を重視しユニットを採用しています。
投稿者 ochiai2059 : 16:55 | コメント (0)
2006年01月20日
プロジェクト紹介
中沼商店上棟
本日、中沼商店が上棟しました。この計画は南雄三さんと杉坂建築事務所のコラボレート作品の第一号です。南流家づくりの現時点での集大成といえそうです。パッシブ論、家族論、街づくりから町並みづくりにまで及ぶ広範なアイデアがぎっしり詰まった宝箱のような家です。設計開始から1年近くかけて今日ようやく上棟式を迎えることができました。
中沼商店は横浜にある小さな手作り弁当のお店併用住居。お弁当屋さんというとチェーン店の代わり映えしないものが多い中で、このお店はまさに一味違っています。家庭の味、手作りのオリジナリティーを大切に素材にまでこだわった愛情あふれる手作り弁当。これを私たちは「まちべん」となずけました。この町でまちべんがブレークするのは時間の問題でしょう。
この建物はただのお弁当屋さんだけでなく、地域コミュニティーの中心、そして商店街の核としての役割をも期待されています。町に開かれたオープンなギャラリースペースは下町特有の地域交流の中心拠点としてさまざまな情報を発信してゆくことでしょう。このあたりが我々には出来ない南流の極意といえそうです。それにしても、このような新しいアイデアを柔軟に消化してしまう中沼ファミリーの大きなポテンシャルには脱帽です。

上棟の瞬間-棟木上の棟梁

誇らしげな飾り棟札
みんなで上棟のお祝い
投稿者 ochiai2059 : 13:18 | コメント (0)
2006年01月17日
家づくり
夫婦寝室の様式
社会学では夫婦寝室は面白い研究材料らしい。寝室を別にすることにかかわる社会背景を論ずるだけで本が1冊書けるそうです。ところが我々が日ごろ設計の打ち合わせの中で、寝室について本質的な議論が行われることはまずありません。夫婦は何か問題がない限りは一緒に寝る以外選択の余地がないと思われているのです。同室でいいけど離れて寝たい。くっついて一緒に寝たい。本当は別室でゆっくり寝たいけど、、、。本音はなかなか聞き出せません。
夫婦関係は決して安定普遍なものでなく、長い間にはリズムも変われば変化もする。しかし固定的な寝室の形態は、夫婦関係のバイオリズムの動向にかかわらず彼らの関係を決定的に縛り付けてしまう力があります。これがやばい。
夫婦寝室こそ離れたり繋がったり自由に出来る可変空間がいいのではと思います。仕切ったりオープンにしたりTPOで使い分ける。これは日本の軽いふすまや障子の文化を拝借すればうまい按排に解決できる。そうすれば、かつての日本の家屋に不可欠だった思いやりと遠慮の作法が夫婦の間にも取り戻せるかも。
投稿者 ochiai2059 : 14:57 | コメント (0)
2006年01月12日
ご挨拶
杉坂50周年の御祝い!2006
少し遅くなりましたが、皆さんあけましておめでとうございます。
今年は株式会社杉坂建築事務所創設50周年の記念の年です。(杉坂の歴史 参)50年といえば一世紀の半分。かなり重たい歴史です。
現代のような高度情報化社会では情報はすぐに共有化されますから、どんなにいい事をしていてもそれを独占し続ける事は出来ません。逆に言うとたいした事してなくても立派に見せることが出来る。理想的にみえる企業情報も実は昨日一日で作ったものかもしれない。あるいは今やっていても将来的に続くのかどうかわからない。情報は簡単に手に入るが、その真理を見抜くことは難しいのです。
唯一確実な情報はその歴史です。その企業が今まで何を求めて何をやってきたか。この実績は信念の継続した時間の積み上げがないと構築できません。
「ローマは一日にして成らず」 この言葉には深い意味があります。すなわち歴史はそれほど重く確実な多くの情報を与えてくれるという事です。
最近、我々はこの歴史の上に胡坐をかいているのではと思うことがあります。記念すべき年初にあたって今一度、我々の事務所は大きな歴史を紡いでいるという事を再認識したいと思います。
投稿者 ochiai2059 : 14:19 | コメント (0)