家づくりBlog

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2006年03月14日

家づくり

システムキッチンの悪行

現代の超機能的なシステムキッチンの形態は「食べ物を作る」という行為をコンパクトなものに制限してしまっています。このことは食材の種類や品質、食料の生産や供給体制にまで影響しています。
 たとえばスーパーやコンビニでは、きれいにラッピングされ半分下ごしらえされたような食材ばかり。それ以上の行為を許さないほどに機能的でコンパクトな台所と、その台所にマッチしたコンパクトな食材の供給体制が現在の食行動を薄っぺらなものにと制限しているのです。
 台所の形態が悪しきコンビニ文化を支えているのか。あるいはコンビニ・スーパー型の悪しき食材流通体制を前提としてシステムキッチンが設計されているのか。いずれにしても近代以降の台所の変貌が日本の食文化を壊し、季節感を壊しひいては和風を壊してゆくさまざまな要因を発生させているのは確かです。
 季節を食す。自然をそのまま食す。新鮮なうちに食す。丸ごと食す。味わいを増すように保存する。ゴミを出さないような工夫された料理法の数々。こういったスローフードの流れはまさに和食の文化に沿ったものです。テレビCMに見られるようなにキッチンメーカーの生み出す台所は、相変わらずこういった食行動のトレンドとは正反対の方向へ進もうとしているように見えます。

投稿者 ochiai2059 : 08:35 | コメント (0)



2006年03月03日

家づくり

脱家族住居

 家族とは一体なんでしょう。社会学的な細かい分析はともかくとして、一般的には血縁者の集団が家族を作ります。もっと分かりやすくいえば父母とその子供、それに祖父母を加えた3世代の組み合わせで一般的家族は構成されます。家を作るとき、我々はこのような家族形態を無意識に想定しています。
 ところが実際にはそのような家族の割合は半分にも満たないらしい。単身者、子供のいない夫婦あるいは子供が巣立った後の老夫婦の世帯が半分以上を占める。それらはみな一世代で終わる家族です。
 近代において大家族制が崩壊し核家族化が進みました。子供の独立とともに核家族はさらに細分化され最終的には老人が孤立してしまう状況にあります。シングルで住む世帯も多いし、結婚しても子供を持たない夫婦の場合、両者ともに仕事を持て入ればいわゆる家族ライフとは全く違った生活形態になるのが普通なのです。 
 我々が一般的だと思っている家族の姿は、一部の人たちが一時期に成立させているだけの幻の家族形態なのかもしれません。

投稿者 ochiai2059 : 08:19 | コメント (0)



 
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