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2006年09月26日
プランニングの難しさ~そして初回プランの完成度
私は営業担当として多くのお客様の「家づくり」に関わって参りました。
その経験から、基本プランの完成度が住まいの良し悪しを大きく左右
すると思っております。
どんなに良質の材料を用いて腕の良い職人達が造っても、基本設計
プランが良くなければ良い家にはなりません。
この事はごく当たり前の事と誰もが考えていると思います。
しかし注文住宅(自由設計)において、お客様との打合せを経てプラン
が変化して行く中で、その完成度を維持する事はとても難しい・・・・。
打合せを重ねる事でお客様はプランへの理解度を深められ、ご要望も
より具体的になります。設計者にしてもお客様の言いなりではなく、
全体のバランスを考えつつご要望に応えて行く。そしてより良いプラン
へとなるハズ・・・・。
ところが、なかなかそうは行かない事が多いのです。
つい先日も、あるお客様との打合せでこんな事がありました。
10数回の変更を経て設計プランについてご了解をいただき、実施設計
に移ろうとした矢先の事。
そのお客様から、申し訳なさそうに「初回のプランで進めたい」との電話
を頂きました。
我々も改めて初回プランと決定プランを見比べました。
確かに、どう考えても初回プランの方が完成度が高いのです。
プランを決定したものの、一抹の不安を抱かれたお客様が、ファイルされ
ていた全プランをもう一度見比べて考え直された様です。
また2年前に建物を完成されてお住まいの他のお客様は、こうおっしゃ
いました。
「基本的にとても満足しています。でももし今もう一度建てるなら、○○
さん(設計担当)が最初に提案してくれたプランでやりたい。今にしてそ
のプランの本当の良さが解った気がします」
そんな事で、プランニングの難しさを痛感しています。
確かに設計者が初回プランを練る場合、建て主の要望はもとより、敷地
や周辺環境、陽当たりや風通し、予算などを総合的に考慮してそのバラ
ンスを考えます。ですから、建築主のご要望に大きな変化が無い限り、
初回プランの完成度はかなり高いと言えるのかもしれません。
建築主も私達も、プランを決定する前にもう一度初回プランを眺めてみて
はいかがでしょうか。
K.S
投稿者 sugisaka : 2006年09月26日 10:11
