2010年07月05日
タカッポに紫陽花
町田市藥師ヶ池公園に近接した築23年のお宅に、先日お伺いいたしました。
玄関引き戸は昔の蔵戸を模したケヤキ造り、その重厚な建具には更に大黒様の
レリーフが取り付けられています。
中に入ると右側に下足入れとして使っている大きな水屋箪笥が置かれています。
その上にタカッポと呼ばれている器に、純白の紫陽花が一輪生けてありました。
漆掻き職人手作りの道具タカッポは、漆の樹液を掻き取ったものを溜める筒状
の器で「掻き樽」とも呼ばれ、ホウの木の樹皮などで作られているのだそうです。
使い込んであるタカッポは漆で赤黒く変色し、何とも魅力的な風合いをかもし出
しています。そこに純白の紫陽花が一輪!!思わず唸ってしまうほどに美しく、
玄関が一段と映えて見えました。
昨年の秋にお伺いした時には、そこに何種類もの色鮮やかな落ち葉が散らしてあり、
民芸家具の色にとても良く調和し、落ち葉がより美しく輝いていました。
ダイニングテーブルは解体した古い梁をつなぎ合わせて作ってもらった物で、
これも奥様のアイディアです。窓の外には枝を大きく広げた桜やホウの葉が繁り、
涼しい風を運んでいます。春、桜満開の時の、ここから見える景色を想像してみて下さい!
手が届くほどのところに咲いている桜、まるで桜の木の中に居るような錯覚に
陥るのでは...と思ってしまいます。
各々の窓から見える景色は春夏秋冬それぞれに素晴らしく、来られた人達は皆
感嘆の声を上げるのだそうです。私もその中の一人です!
今回はタカッポに純白の紫陽花が一輪。これに感嘆!!
三枝
投稿者 sugisaka : 18:21 | コメント (0)
2010年06月27日
まちべん
横浜市西区戸部本町のお弁当屋さん「街弁(まちべん)」も
竣工してまる4年が経過し、先日家屋の点検にうかがいました。
とても愛着をもってお住まいいただき、内外とも状態は良好。
午後に訪問しましたが、当日のお弁当は完売!
地域に愛されるお弁当屋さんとして定着していました。
皆さんも近くへ行かれた際には立ち寄ってみて下さい。
タバコも売ってます。
投稿者 sugisaka : 12:00 | コメント (0)
2010年06月11日
ちょっといいもの
住まいを新築しお引き渡しのあと、皆様しばらくはご引越し荷物と格闘を
されますが、暫くして訪問しますと落ち着かれ、家具調度品によって住ま
いの雰囲気が更にアップしている事に驚く事がしばしばです。
「あっ、こんな風に飾られたんだ」
というサプライズが心地良く、皆様楽しまれている様子が窺えます。
人を迎える玄関をはじめ、ホールやお部屋の演出効果などには絵画や写
真、アンティーク素材、陶磁器などなど様々なものがありますが、こんなも
のいかがでしょう。
曽根眞佐子氏デザインによる、その名も『玄関のちょい掛け』。
何ともかわいらしく絶妙なネーミングです。
先日の「杉坂智男建築作品展」の中でも協力出展いただいたのですが、
津軽塗りという伝統工芸で、漆を幾重にも塗り重ねた手作りの品。
伝統を受け継ぐ塗り師達が何人か居り、塗り師の個性によって様々な
パターンがあります。
漆の独特の艶感がたまりませんっ。
玄関でちょいと腰掛けてお話しする姿も気品が漂いそうです。
<お問い合せはこちら>
津軽漆伝統工芸士会
住所:青森県北津軽郡鶴田町字鷹ノ尾9-57
電話:0173-22-2817
投稿者 sugisaka : 17:32 | コメント (0)
2010年05月12日
展示会報告
去る3月27日から4月11日まで、弊社横浜モデルハウスにて
「杉坂智男建築作品展」を開催しました。
創設から半世紀、戦後モダニズムの流れの中で探り続けてきた
木造建築の可能性や新しい方向性等の取組について、杉坂の
経歴とともにパネルや模型などで展示しました。
会期中はまだまだ寒さが残る時期でしたが、非常に沢山の方
々にご来場いただき、会場は汗ばむほどの熱気に包まれました。
ご来場のお一人お一人に対応した杉坂はやや疲労が見えたもの
の、それも忘れてしまうほど。
本当にありがとうございました。
営業部
投稿者 sugisaka : 10:29 | コメント (0)
2010年04月27日
見て見て見て!
駅より1分のロケーションの一画にこのお宅は在ります。
築20年、屋根や壁・塀を覆うツタとジャスミン!これでも結構バッサリと切ったのだそうです。
<新築当時の様子> <現在の様子>
南側に六階建てのマンションが建つなど近隣の環境も変わりました。それにも関わらずトップライトからの光と奥様の愛情により、ハイビスカスの小さな鉢植えはリビングの天井に届くまでに大きくなり、赤い花が今年も沢山咲き充分に楽しめたということです。
駐車場のスペースはかなり前から鉢植えの場所に取って代わり、今では写真のような状態となっています。
訪れるお友達はこの環境にとても癒されるらしく「また来てもいい・・?」と何人もの方から言われたとおっしゃっていました。リビングの床と畳を指さして、こことここに一人ずつ、そしてあそこに一人と、居心地の好さに昼寝をして帰るお友達もいるということでした。
人が集まる家「来てもなかなか帰らないのよ・・・」と嬉しそうに話す多くのお施主様の声は、私にとってとても嬉しいことです。
<もとは駐車スペースでした> <すみれの季節です>
ジャスミンの小さな白い花やバラの花・ラベンダーなどが咲き始めました。あと一週間もしたらこの辺りにいい香りが漂うことでしょう。
いろいろな花々が咲くにつれこの家の景色も変わり、ご家族はもちろんのこと道行く人達をも楽しませてくれる、そんな季節となってまいりました。
三枝
投稿者 sugisaka : 17:43 | コメント (1)
2010年03月26日
熱意の源は・・・!
鎌倉のお宅の白梅の古木に咲く花の中を、メジロのつがいがせわしく飛び交う姿は見ていて飽きることはありませんでした。その梅の季節が過ぎ、いよいよ心浮き立つ桜の季節がやって参りました。
築二年のこのお宅は竣工時まで荒れ放題の竹藪が南斜面を覆っていて、建物への陽射しを遮っていました。特に冬の時期太陽の日射しが大好きな奥様の沈んだ気持ちを何とかしようと、ご主人は竹藪を切り開くことを決意したのです。
以来、毎日毎日ノコギリを手に竹藪に入り切って切って切って切り揃え、束ね結わえて下に降ろしゴミに出すことを繰り返し伐採の範囲を広げていきました。
ご主人の一日は朝食後すぐに竹藪に入り伐採、昼食を済ますと又急斜面に取り付き伐採・・・この繰り返しです。夕方降りてきて風呂で汗を流した後に飲む一杯、これが美しい ゴルフに行く回数も減りました。竹を切るコツもつかみ何よりも楽しいと、お伺いする度におっしゃっています。
荒れた竹藪を切り開くだけはなく斜面を保護するために植林もしています。山に入る姿や身のこなしもすっかり板に付き、はたから見ていてもカッコいいのです!
今では荒れてた斜面には季節ごとに花々が咲き乱れ、白い花だと思っていた早咲きの桜は太陽の光をタップリと浴びた為か、淡いピンクの花を咲かせる桜だと今年分かりました。
花の色の変化に「見られて恥ずかしいのかもね・・」と隣家の方はおっしゃたそうですが、私には一枝横に伸ばし咲かせているその姿は、桜がとっても喜んでいる様に見えてしまうのです。!!
ご主人の考えは竹を伐採するだけでは有りません。新たに竹を生やし三年後には鎌倉一の竹林にしてみせるとおっしゃっています。そしてこれは自分の所だけではなくて、鎌倉の荒れた竹藪を美しい竹林にしていく活動をしていきたいと熱く話して下さいました。
現在もノコギリを手に作業は続いています。
今月下旬には南斜面の頂きに咲く吉野系の山桜が、太陽を背にし輝いている姿をリビングから眺めることが出来ます。頂きから花びらが舞い落ちてくる景色もなかなか良いものです。 太陽は偉大です!木も花も生き生きとし、何より奥様のお気持ちも晴れやかとなりました。大変な奥様想いのご主人で、その情熱には感服です!!
奥様からご主人へのさりげない一言「私が幸せになることが、あなたの幸せなのよね」
この一言が私には忘れられません。
お伺いするのが楽しみな鎌倉のお宅です。
三枝
投稿者 sugisaka : 10:07 | コメント (0)
2010年03月03日
記憶を引き継ぎ価値を高めるリフォーム~その2
現在リフォーム中のこの建物は昭和61年、新潟県佐渡の棟梁によって組み上げた
胴仕掛けの「佐渡アテビの家です」。
当時の建築中写真です。
<当時は2本の梁をつないで
1本にする金輪継ぎで施工> <上棟>
<釘や金物に頼らない骨組み>
24年間の歴史に新しい歴史をかぶせる作業が始まりました。
素性のいい建物にさらに手をかけて再生です。
<解体前> <薪ストーブが運び出されました> <解体中>
→
→
解体は大工さんが状況を確認しながら骨組みの状態にします。
電気屋さん、水道屋さんも配線や配管の撤去など協力いただき解体されます。
少し無惨な姿に、建て主さんも色々な思いがこみあげ、涙をこらえておられました。
内外真壁工法の住宅は、時代に対応できることを改めて認識できました。
当時の断熱方法を見直し、床下の断熱や外壁、屋根の外張り断熱への改修は
かなり時間がかかります。
<解体前> <解体が始まりました> <漆喰の壁がはがされました>
→
→
→
<骨組みの状況> <筋交いや耐震パネル補強>
→
<ダイライトを張ることで 耐力壁が作られます> <外張り断熱の施工> <通気層を確保>
→
→
→
<仕上げはこれから漆喰
を塗る予定です>
3月中には完成見学会を開催予定です。
見所満載の見学会になりそうです。 N
投稿者 e_sugisaka : 15:32 | コメント (0)
2009年11月11日
記憶を引き継ぎ価値を高めるリフォーム~その1
このほど、23年前に当社でお建ていただいた住宅のリフォーム工事が始まりました。
テーマは、「構造骨組みを出来るだけ残し、三世帯が快適に暮らせる家」。
建て替えの方向も検討しましたが、数度に及ぶ家族会議の末、リフォームする事を決断。
多くの場合、古くなったら建て直すのが今までの発想だと思いますが、素性の良い建物に
更に手を掛けてより良い物として再生させる。
新築より価値あるリファイニングに挑戦です。
<キッチンは急遽再利用する事に> → <今度は天板をステンレスに変更します>
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<木製窓・・・なかなか良い窓でした。カットガラスだけ再利用の予定>
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<内外真壁工法の建物に外貼断熱を施す予定>
庇の深さ、そして先端の破風板の形状と厚みが特徴的
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<外壁解体直前> → <23年前の木製サッシ。しっかりしてます>
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今度は内部の解体などをアップしたいと思います。 N
投稿者 sugisaka : 12:30 | コメント (0)
2009年10月05日
リフォーム博覧会
9月23日から26日まで、東京ビックサイトで「日経住まいのリフォーム博」というイベントがあり、
我が社も参加しました。
これからの社会においてスクラップアンドビルトを当たり前とせず、
再生可能なものを良い状態へ引き上げ、記憶や歴史と共に住み継いで行く事が、
非常に重要な意義を持つと考えての事です。
非常に沢山の業者さんが出展され、とても大きな会場でしたが沢山の来場者で混み合う状態でした。
我が社のエリアも約4畳半程度のブースでしたが、対応しきれない状況が出る程。
本当に沢山の人が思いをもたれてるんだなぁ~と実感しました。
<まだこの位は適度な入り様です>
初日には弊社設計部の者が、「木質住宅改修のポイント」と題して講演を行ったのですが、
皆様熱心に耳を傾けていただきました。
ここでは木質住宅を改修するに当たり、法的規制や目に見えない部分のチェックなどについてお話しました。
<晴れ姿です>
4日間、大変でしたが良いかたちでお知らせできたと思っております。
このイベントを通して色々な方にご協力いただきました。
感謝感謝です。
投稿者 sugisaka : 12:42 | コメント (0)
2009年07月16日
RCマンションを伝統古民家風にリファインする
マンションのリファイニングがブームになりつつあります。
一度スケルトンに戻し、内装を再構築するわけです。
本来、構造的に確立しているスケルトンに、あえて木の骨組みを組み込んで
古民家のようにしてしまおうという発想。
マンションの扉を開けたら大黒柱があったりして。
RCの校舎と木造の校舎で生徒の疲労や集中力がどれだけ違うか?
人の生理機能への影響が実は今研究され、その違いが注目されています。
おそらく子供たちの使う学校などの施設やオフィスも木質系のリファイニング
に変わってくるに違いありません。
杉坂建築事務所は壁を板張りにする程度の木質化リフォームではなく、大黒
柱や化粧梁を組み込んでRC空間を木造軸組み古民家にする大規模リファイ
ニングを提案しています。
投稿者 sugisaka : 20:51 | コメント (0)
2009年06月24日
リフォーム
現在施工中のリフォーム工事を進行状況に応じて紹介していきたいと思います。
杉坂で25年前に建築した物件です。将来、建て替えしたいとの希望もありましたので、
間取りなどはいじらず古くなった設備機器や内装仕上げのやり替えなどでなるべくコス
トのかからないように計画しました。
今回は現況写真を載せさせていただきました。
(外観) (玄関)
(台所) (浴室) (トイレ)
今後更に途中経過、そしてアフターを紹介していきます。
乞うご期待!!
投稿者 e_sugisaka : 18:22 | コメント (0)
2009年05月05日
<杉坂の「店」> ~シリーズ2
第一回目からちょっと時間が経ってしまいましたが、第二回目ということで。
今回は中国料理のお店です。
築12年程になるこちらは、「山海寶(さんかいほう)」。
その名の通り、海・山の寶(宝)と言える様々な食材を美味しく食べさせて
くれる専門店。
杉坂の和の空間と中華のコラボレーションです。
良質の食材を活かした本物の料理を、ほっとくつろげる普遍的な空間で
提供したいというご希望で、一緒に計画をさせて戴きました。
お店を入ってすぐのちょっとした空間を貸しギャラリーとして活用され、
時期によって変わる展示品(購入も可)も見所です。
場所はさいたま市の浦和から大宮にかけての中心部から少し西に離れた
静かな住宅街の一角。「Yバリュー」というスーパーマーケットのすぐ裏手。
駐車場もあります。
落ち着いた空間で美味しい中華料理を堪能されたい方は、是非いらして
下さい。
詳しくは[《 コチラ 》]もご覧下さい。
投稿者 sugisaka : 07:48 | コメント (0)
2009年04月06日
外部真壁造に新鮮な感動
写真のお宅は、築24年になるK氏邸。
雨仕舞いの関係上、現在はあまり採用されない真壁造りの家。
伝統的日本建築の“美”を感じませんか?
長寿命住宅が話題になっていますが、どんな建て方をしても
適切なメンテナンスは必要です。
建物の寿命を延ばす為には、建材の選択や建築技術なども
もちろん大切ですが、壊してしまうのはもったいない・・・
手入れをしてでも残して行きたいと思える意匠である事も
大切な要素だと思うのですが、いかがでしょうか。
「ドラマのロケに使わせて欲しいと頼まれることもある」
と、Kさんは少し誇らしげにおっしゃってました。
ken
投稿者 sugisaka : 00:00 | コメント (0)
2009年04月01日
和風カーテン
麻とレースを重ね合わせ、竹を4本通し必要に応じて採光調節が出来る
カーテンを考えてみました。
竹を止めるフックは、古民家の瓦を留め付けていた釘を利用したもので、
錆びの感じが何とも良いです。
初めての製作だったので、正直なところ取付迄は不安でしたが、なかなか
の出来に満足しています。
N・B
投稿者 sugisaka : 00:00 | コメント (0)
2009年03月16日
伝統工法による木組みの家
弊社は、伝統工法の知恵と技術を継承し、現代の生活様式に見合った
工法や住まい方を提案しております。
その中でも、近年は建築基準法の改正もあって、壁量・バランス計算や
N値計算など数値で検討し、より安全値を求めるあまり、大量の金物補強を
するような結果になっています。
業界全体の流れでもあり、弊社でも通常の仕様として採用しております。
ところが、最近完成した下の写真のお宅は、そういった流れに逆らった
造り方で、継ぎ手仕口にほとんど金物の補強をせずに昔ながらの木組みの
技術を駆使して建てたお宅です。
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“長ほぞ”(又はやといほぞ)に“込み栓”で継いでいます “追っかけ大せん継ぎ”
計算上は、必要数値をぎりぎりクリアする数値に計算されています。
(数値が上がるとボルトの金物が必要になってくる)
計算数値が必要最小限だとしても、これだけ太い材でがっしりと組まれた
木組みならば、実際には地震にもねばり強く耐える力があると思っています。
長ほぞ・込み栓などの複雑な納まりは、ある程度材料の太さが必要ですので
材料費や大工の加工手間費がかかってしまい、予算的にも構造的な事でも
建て主様のご理解があってこそ可能で、なかなかどのお宅でも建てられると
いうものではありません。
数年ぶりに“伝統工法木組みの家”を建てさせていただきました。
外部に関しては、こういった木を表す造り方は“防火指定なし”の区域でしたら
可能ですが、防火規制があると残念ながらこのようには出来ません。
防火認定を取得している木材もあるのですが、限られた使い方になってしまいます。
伝統工法による木組みで建てた、太くてがっしりとした力強さ・安心感を弊社の
横浜モデルハウスでご覧いただけますので、見にいらしていただければ幸いです。
sat
投稿者 e_sugisaka : 17:54 | コメント (0)
2009年03月09日
数寄屋門の施工例
今回の数寄屋門は、某メーカーの既製品を採用させていただきました。
既製品と言っても無垢材(ネズコ材)を使用しています。屋根材・建具なども自由に選べるので、
全体のバランスが、採りやすい商品です。
下の写真は、現場に搬入されたときです。なんと、この状態で三重県から運ばれてきました。
完成度の高い和風外構を施工することが出来ました。 A.M
投稿者 sugisaka : 19:01 | コメント (0)
2009年03月03日
ひな祭り
今日は3月3日、ひな祭りでした。
“でした”といいますのは、私は男なのでそう言う意識が薄く、
お客様宅で雛壇飾りを見て、「おおっ!そうか!」
となって分かった次第です。
久しぶりに身近な感覚で見た様な気がします。
季節を感じる風物的なものは、心が和みますね。
最近は少子化だったり洋風の家で個室で区画された造りが多くなるなどで、
段飾りをこしらえる家も少なくなったという話を聞いた事があります。
木の家には合いますね。
私も小さい頃、妹用の雛段を飾る手伝いをした事がありますが、
どの人形がどの位置で、何を持つのかなど、結構大変だった記憶が
あります。(説明書があれば良かったのに・・・)
このお宅のお子様にも、こういう印象は残って行くのではないでしょうか。
投稿者 sugisaka : 15:58 | コメント (0)
2009年02月01日
2月ですね。
この間、都内でもなんとなぁ~く雪らしきものがちらりほらりと
舞った様な舞わないような・・・
やはり暖冬ですかね。
ちょっと暖かい日だなぁと思うと、雨が降ったり強い北風が寒
かったりして、何となく釈然としない感じ。
今日は寒かったです。
モデルハウスも暖炉に火をくべて。
暖炉の火をぼ~っとみていると、なんだか時が止まった様な、
不思議な感覚になります。
パチッパチッとはじける様な音もいい。
もう少し雪、ふらないかなぁ。なんて。
投稿者 sugisaka : 15:00 | コメント (0)
2009年01月28日
杉坂の家は、家具や調度品など住まい手の感覚で思い思いに彩られる事
によって、もっと活き活きした空間に変身するのです。
こちらは4年前に建築した杉並のお宅。
住まいの点検でお伺いした際のスナップですが、色々な小物をうまく組合わ
せながらインテリアを工夫され、とても楽しげにコーディネートされていました。
(コーディネートはこーでぃねーと!?私もうれしくなります)
立て掛けた板にぶら下がっているのは、ご主人手作りの木彫りオブジェ。
習作だそうですが、やっぱり自然な手作りの物なんかはマッチんグゥ~です。
(一緒に映る水彩もご主人。手習い1年目の作とは思えぬ程。大きくして見せ
たい位です)
照明器具もちょっと一工夫。天井に映し出された影が幻想的。
こちらのご家族はみんなで物造りのセンスがある方ばかり。
椅子の上に置かれたワラジも奥様の手作り。
なんだか雑貨屋さんか和カフェに来たみたいとは、ご友人の談だとか。
お茶をいただきながら、まったりとしそうになります。
そしてコレ!
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ほんとにも~なんでもやっちゃうんですねっ。
子供から大人まで、読みながらいろんな事が考えられる様な絵本。
なんだか普段忘れかけている事をやさしく気付かせてくれる様な感じがし
ました。
奥様は何と、“杜いづみ”として創作活動をされる作家の側面をお持ちなの
です。
私もびっくり。もぅ~知りませんでしたよっ。
ぜひこちらも覗いてみて。
投稿者 sugisaka : 21:06 | コメント (0)
2008年12月10日
あっという間の19年
あれから19年、お施主様より総点検して欲しい旨の電話がありましたので、
当時の現場監督と共に伺ってまいりました。
場所は茨城県常陸太田市。現地に近づくにつれ当時の記憶が蘇ってきます。
大屋根の家がご希望。しかしかっこいい大屋根にするには土地の長さが足
りないのです。設計者が考えに考えぬいてこの形になりました。
新しく購入された土地ですから地鎮祭をしたいとのこと。ここで少々考えてし
まいました。というのは、ご主人は仏教系の大学の先生、奥様はキリスト教系
の大学の先生だからです。仏教とキリスト教と神道。結局当地の神主さんに
来ていただいたという経緯がありました。
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完成直後は緑がなかったこのお宅も、階段の手すりには太いツル草が巻き
付き、玄関脇には直径20cmにも育った山桜の木が、又背景の杉林の濃い緑
も風格の増した大屋根の家をよりいっそう引き立てていると感じました。
迎えてくださったお二人は、建築当時の営業と監督が来てくれたということで
心強く安心したようでした。早速各部屋と外部を観て回りましたが、とても19
年経っているとは思えない程傷みが少なくきれいにお住みになっているので、
二人して驚いた次第です。
外部の手の届く木部はこれまで何回かご自分でオイルステインを塗ってメン
テナンスをされていたとのこと。お引渡し時に外部の木部、ベランダや格子な
ど手の届くところは、業者に頼まなくてもご自分で塗れますからとお話はしてい
るのですが、なさる方は少ないようです。家に愛着が湧くと思うのですが…。
外部は屋根の塗り替え、内部は一部天井の布クロスの貼り替え、風呂場の
手スリ取り付けということだけで済みました。
当時は現在のように高気密・高断熱の建物ではありませんでした。お二人は
暖房は入れるが冷房はほとんど使用しないとのこと。エアコンにあまり頼らず
自然の風を取り入れ暮らすことが家の為にも当然住む人にも大事なんだと改
めて思いました!
住み始めた頃、近所の人が「太い材料で、ガッシリと造ってあってとてもステ
キな家ですネ」と言ってくれたんだ…と19年経った今、ご主人から伺いました。
嬉しかったですネ!
たくさんの蔵書があるこのお宅、ご主人はこうも言って下さいました。
「今度泊まるつもりで来て下さい、本をサカナに酒でも飲みましょう!!」
嬉しい!?
(三枝)
投稿者 sugisaka : 10:02 | コメント (0)
2008年08月12日
杉坂の建物―夏の探訪その2
杉坂建築事務所が時代に先駆けて作った都市型環境共生住宅シリーズ。その夏の探訪編第2弾は千葉県柏市S邸を訪ねました。竣工5年目になるこの建物は広い庭と恵まれた周辺環境を十分利用し高い次元でエコプランが実現されています。
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板張りの外観も土屋根の植生もすっかり周囲の緑と馴染んで一体化していました。
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土屋根に生い茂った雑草はちょうど刈り取られたところ。刈り取られた草は干草になってペットのウサギのえさになるそうです。無駄のないサイクル。この土や草のおかげで下の部屋は涼しくなるのです。
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西面の窓を覆う壁面緑化は迫力物!!
デッキを覆うネットは朝顔の緑が涼しげです。
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なんと言っても特筆すべきは手作りのビオトープ。めだかやチョウチョ、トンボの憩いの場となっています。
雨水利用タンクや生ごみコンポストもきちんと備わっています。とりあえず置いてみたものの使われていない、なんてケースも実は多いのですが、、、。ここではきっちり機能しています。
緑や土、水を使って周辺微気候を整え、自然のエネルギーで暮らす。人間らしい豊かなライフスタイルが垣間見えました。建物を生かすも殺すも結局はお施主さん次第なのです。低炭素社会の到来に向けての住まいの見事なお手本を見せていただきました。ありがとうございました。
投稿者 sugisaka : 00:00 | コメント (0)
2008年08月05日
石畳のアプローチ
最近では珍しくなった、石畳のアプローチ。
石で造るとお金もかかるので、普通はコンクリートか
タイルで仕上げることが多いです。
石を敷いても下地はコンクリートというのがほとんどで、
周りが土というのはなかなか少なくなりました。
石畳で造ると風情があっていい感じですネー
大谷石の階段・・・バリアフリーではないけれど、
数段なら階段もイイもんだと思います。
適度に土があり、下草類をつけて、
手入れを思うと大変かと思いますが、
石、土、緑、やっぱりイイですネー
杉坂の家にはよく似合います。
sat
投稿者 e_sugisaka : 16:50 | コメント (0)
2008年07月26日
何とかしたいこの暑さ
いやぁほんとに暑い!暑い暑い暑い!
「アツイッ」と発する事でこの暑さを紛らわしているのは私だけでしょうか。
紛れませんが・・・。
どうしても、どうしてもACリモコンに手が伸びてしまう今日この頃ですが、
これからは電気・ガスなどのエネルギーコストが上がるなどという、庶民
にとってはこわ~い時代が噂されていますので、パッシブに涼やかに過
ごせる手筈には先手を打っておきたいところです。
先日、杉並区役所ですごいのを見ました。
庁舎壁面に見事な緑色が。
今年の4月から育てて、こんなにフッサリとなるもんだなぁ~と感心。
上の方から吊した緑色のネットに這わせている様です。
しばらく眺めていると、ゆらりゆらりと風にそよ動くうちに不思議な気分に
なってきました。(ただ酔っぱらっただけかも)
手前に立てられた看板を読むと、4種類の植物がミックスされている様です。
実は成っておりませんでした。
でも、まだまだ。こういった取組もほんと「ようやく」といった感です。
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杉坂で住まいにパッシブプランニングを採り入れ始めたのが10年ちょっと前。
写真はこれまでに建築してきたそれぞれ違う住まいですが、今ではすっか
り家と緑が馴染んでおります。。
大きな建築はちょっと大変そうですが、住宅で行えば効果も大。
収穫出来る植物なら、食事に旬な彩りも添えられます。強い日差しが和ら
げられ、木漏れ日を浴びる清々しさに気分も上々です。
短期間に成果が現れるというのも楽しげですね。
更にこんな事例も。
屋根にかわいらしい花を見せるこの住まいは、環境に貢献すると共に道行
く人の目も愉しませてくれます。
水との戦いでもある建築ですが、下が外物置やガレージなどなら安心ですね。
<G>
投稿者 sugisaka : 08:38 | コメント (0)
2008年07月07日
杉坂の建物<夏の探訪>
K邸 1998年竣工 横浜市
竣工後10年になるこの建物は、当時まだ珍しかった高断熱高気密外張り工法と伝統工法を融合させた最初の建物として評価を得、TEPCOの快適住宅コンテストで賞をもらっています。
恵まれた周辺敷地環境を整え、大きな開口部分を緑化した緑のカーテンは夏の日差しを和らげいかにも涼しそう。
日当たりのいい庭ですから温室を置いて観葉植物を育てたり洗濯物を干したりするスペースに使われています。サンルームのように建物に組み込むのではなく別当の温室でも楽しく機能するものだなと思いました。
光あふれる大きな吹き抜けにはなんと巨大な鯉のぼりが!
これにはさすがに度肝を抜かれました。まだ小さな息子さんの大きな成長にきっと力を貸してくれるに違いありません。
投稿者 sugisaka : 20:54 | コメント (0)
2008年07月02日
驚くほどのことでもない・・・か!?
雑誌やTVにも度々紹介されたO様宅は今年で築10年。
計画時伐採せずに残した樹木は建物を隠すほどに繁り、その樹々を
生かしながら家の周りには約1000個もの木レンガブロック敷きの小径
が出来ています。
自家用車で運んできては奥様が少しずつ敷き詰め作り上げたものです。
その小径の両側には各種の植物が植えられ、花を咲かせています。
バラを主とした庭作りですが、お訪ねしたこの季節アジサイやユリの花、
足元には八重の白い花をつけた珍しいドクダミ草も咲いていました。
殺虫剤等は使用したくないとの思いで試行錯誤を繰り返し、ここにきて
やっと自分なりの庭になってきたとおっしゃっていました。
先日も福島県へ片道4時間かけてバラの苗を買いに行ってきたばかり
とのこと。
この春取材を受けた庭のバラが、来春専門誌に掲載されるそうです。
『杉坂さんの家が載らなくてごめんなさい・・・』と奥様。いえいえ、これま
で充分ご協力いただきました。
以前2組のお客様をご案内しましたが、お二方とも気に入って下さり、逗
子とあざみ野に建てさせていただきました。
![]()
さて、10年前には犬と猫合わせて11匹だったO様宅も現在ではなんと
14匹に。
猫の方が多いので、和室の襖には破れを繕う紙が重ね貼りされ、木製
建具にもひっかき傷が。リビングに入った途端、ウヮーッと仰天の悲鳴
をあげるところでした。
犬はリビングを走り回るだけですが、猫は家具から家具へと飛び移りま
すからこのような状態になるのは至極当然のことです。ペット大好きな
ご家族にはこんなことぐらい驚くほどのことでもないのでしょうネ!驚く方
がおかしい?
しかしさすがに襖が〆切られたままの和室は納戸状態になっていて、良
い風が通り抜けていきません。
そこで、何とか和室を使いたい!猫対応の建具を考えてほしいと相談を
受けました。
ペット大好きなこの家の設計者の自宅も同じ状態らしいのですが、どなた
か良いアイデアはございませんか?
猫のエピソードはまだあります。本格的なお茶室を造った時のこと、大工
はもちろん職人さん達が細心の注意をはらって仕上げ、お施主様も大変
満足され無事お引渡し。それから一ヵ月もたたないうちに奥様より驚きの
電話が入りました。
飼い猫が茶室の土壁や腰張りをひっかき、障子をぶち破って外に脱出した!
初釜に間に合うよう直して欲しい・・と。
この災難を職人さん達に伝えた時、自分のもてる技をすべて注ぎ込み、息
をつめて壁を塗り、腰張りや障子を貼り建具を作り、職人としての心意気を
示したあの時のことを振り返って思わずエエ~ッと嘆いていたことを思い出
します。
この事件のことはお客様が出版された随筆の中の「猫と新築ボロ家」の項
にしっかりと書かれてあります。
このようにペットにまつわるエピソードには事欠かない私達です。
![]()
今モデルハウスの軒先に届くまでに成長した夏椿の白い花が次々と咲いて
います。
この花が終わる頃一気に暑くなり夏突入となります。
横浜モデルハウス 三枝
投稿者 sugisaka : 19:57 | コメント (0)
2008年05月02日
窓からは何が
窓にもいろいろなかたちがありますネ。あるサッシメーカー主催で世界の窓展があり、
そのポスターの真ん中にこの形の窓が写っていました。
私はこの窓が大好きなのです。
この窓はここ山手にある洋館のベーリックホールの2階にあります。形もそうですが
特に春、窓からあふれんばかりの桜の花をこの窓から見るのが好きなのです。
モデルハウスから近いのでこの時期何回も通ってしまいます。
このような特殊な窓は別として、プランを考える時は窓の位置、大きさ等が重要な要素
となります。
伊豆大島、元町港のまん前に建てさせていただいた家の2階からは、穏やかな日には
青い空に海をはさんで右に雪をかぶった富士山が、正面には伊豆半島、元町港に入港
するジェット船、左には利島、新島、式根島のシルエットが。海が光り輝き夕陽が沈む時
も感動ものでそれはそれは素晴らしい景色が窓に広がるのですが、何しろここは台風
の通り道。台風接近時にはおしよせる高波が桟橋にぶち当たり砕け散る恐ろしい光景
がTV中継で流れる度にドキドキしてしまいます。
家相や風水等で窓の位置が決められることもありますネ。ここ山手で建てさせていた
だいた住宅の敷地からは、ベイブリッジを中心に160°近く視界が広がっていますが、
風水によてこれ以上ないという景観は厚い壁でふさぎ、細い窓がこことここにと決めら
れてしまいました。どうしてそんなことをもったいない....と思いはしますが、お施主様は
風水によって若くして成功されたのです。設計者はそれをふまえ、建物配置から各部屋
のドアの高さ等々、風水用のスケールを使って設計しました。楽しかったな...と今も施主
からいただいたそのスケールを持ち歩いています。
景色がいいことろばかりではありませんよネ。都内の家が建て込んでいるところでは、
隣家との関係で窓の位置等を考えなければなりません。太陽の光が入るだけで幸せだ
と思いますから、何とか陽が入るように考えます。
東京北区飛鳥山のお客様のご要望は、小屋裏を作って大きく広がる空が見たいとい
うものでした。今までは明りや風を取り込むだけでしたが、太陽が当たり風が通り空が
見える家となり、とても喜んでいただきました。うれしいですネ。
小屋裏といえば世界遺産チェコのプラハに海外駐在中のお客様から、「現在の自分の
家はどうなっているか見て来て欲しい」とメールをいただきました。
建てて一年ちょっとで海外転勤になってしまい、現在外国の方にお貸ししているのです。
築4年の家をデジカメで撮りメールで送りました。返信メールには『あァ懐かしいこれが
私の家なのですネ、早く小屋裏の窓から公園の桜を見たい』とありました。
さて、皆様が計画される家の窓からは何が見たい、又何が見えるのでしょうか。
そうそう、ここ横浜山手モデルの前で例年インターナショナルスクールのフードフェアが
催されます。
各国の人々が多勢来られて色彩豊かでにぎやかなフェアとなります。
それをモデルハウスの中二階から見るのは楽しいのですが、バーベキューの美味しそ
うな匂いが流れ込んでくるのです。演奏する音もカンガン入ってきます。
あァ、窓は難しい!
横浜モデル 三枝
投稿者 sugisaka : 13:18 | コメント (0)
2008年04月28日
住宅の住まい方
ヨーロッパに住んでいる知人の話を聞いて驚いたのですが、
ヨーロッパでは、「南向きに日当たりの良い家」という考え方
で家を探して住む人は少ないのだそうです。
向きがどっちであろうと、眺めが良ければいいんだという人
が殆どで、日当たりが良い家はむしろ家具が陽に焼けたり
して、逆に損である・・・とそういう事なのです。
確かに北欧は冬の陽なんてまるで当たる時間が少なく、
そんな所で南に向けてもその甲斐がないのでしょう。
それに比べれば日本の気候は大変恵まれている。
自然を採り入れながら、ある程度緩和させて生活する工夫
に満ちています。
在来工法の住宅の住まい方は、大変贅沢なものなのかも
しれません。 <N>
投稿者 sugisaka : 00:00 | コメント (0)
2008年04月02日
23年経った今も
横浜山手を歩く絶好の季節となってきました。
ここ山手は、移築されたエリスマン邸を始め山手111番館、山手234番館、
山手資料館、山手十番館、ベーリックホールなどの洋館が集中している
地域です。
ここにきて平日でもめいめい好きな洋館の前に座ってスケッチをしている
人達が増えてきました。
その中に山手モデルは23年前に佐渡の大工によって建てられ、杉坂建
築事務所が得意とする大黒柱と松梁を表した建物はここから始まりました。
構造は皆様ご存知のような伝統的な造り方で建ててあります。
屋根はというと天然スレート。日本では玄昌石といって宮城県の北上川河
口に近い雄勝町と登米町でとれる硯と同じ粘板岩で葺いてあります。
多くの西洋館や教会の屋根に用いられ、現在の東京駅の屋根や横浜開
港記念館のドーム、山手聖公会も同じ天然スレート葺きです。
洋館では魚の鱗模様に葺いているものが多くみられますが、モデルハウス
のそれは長方形の一文字葺きです。2ヶ所に穴をあけ釘で留めながら重ね
て葺いていく施工には熟練の技術を必要とします。
モデルハウスからは日本瓦・カラーベスト(化粧スレート)・銅板・ガルバニウ
ム・西洋瓦などで葺いた屋根が見えますが、天然スレートの屋根は23年経
った今も葺いたときのまま色あせることなく、見る度に美しい!と思ってしま
います。
以前、銅版葺きが夢だったというお施主様がモデルハウスで打ち合わせを
繰り返しているうちすっかりこの天然スレートが気に入ってしまわれ、大屋
根の家をお建てになられたということがありました。今でも小田原厚木道路
を走る度、目がそちらに向いてしまいます。
地震に対して屋根材は軽い方がいい又、廉価であるという理由で化粧スレ
ートが急激に全国に普及していきました。
重ねて葺いていく天然スレート葺きの屋根は当然のことながら重くなります。
それにも十二分に耐えられる造りをしています。モデルハウスだから特別と
いう訳ではありません。
在来工法は頑丈なのです。お客様からよく聞かれることがあります。地震に
対して在来工法はどうなのですか、と。良い設計者と工務店を知っていれば
在来工法がいいでしょう。
知らなければツーバイフォーが安心でしょう、とお答えしています。
余談ですが、横浜開港記念館ドームも天然スレート葺きだと書きましたが、
今横浜では横浜三塔物語キング・クィーン・ジャックの都市伝説というのが
ささやかれているというのです。横浜港のシンボル、神奈川県庁(キングの
塔)、横浜税関(クィーンの塔)、横浜開港記念館(ジャックの塔)という『横浜三
塔』を同時に一望できるスポット三ヶ所をすべて回ると「願いがかなう」とか…!?
一ヵ所は大さん橋国際客船ターミナルからです。みなとみらい線日本大通り
駅には横浜三塔物語のポスターが貼られています。
いかがですか、山下公園を散歩してこの山手地区まで少し足をのばしてみま
せんか? (MASA)
投稿者 sugisaka : 12:00 | コメント (0)
2008年02月13日
上棟式
先日、横浜市の現場で上棟をしました。
現場に簡単にテーブルを作り、建て主様と大工さんと私どもで
乾杯をし、食べ物をつまんで歓談しました。
建て主様が、寒いからと“芋煮”を振る舞ってくださいました。
とてもおいしかったです。
上棟式は、棟上げまでの工事を感謝し、無事の完成を祈願する儀式ですが、
最近はスケジュール的なことやいろいろな都合などによって、上棟式も
省略されることが多くなっているようですが、乾杯の形だけでもやりたい気がします。


建て主様も、構造材が組み上げられた状態を見て、木材の太さや多さを
実感していただいたり、いい機会と思います。
sat
投稿者 e_sugisaka : 16:37 | コメント (0)
2007年12月29日
<杉坂の「店」> ~シリーズ1
杉坂では店舗も手掛けています。
以前このブログでも、横浜市西区戸部本町の「まちべん」を紹介
しました。[2006年5月ブログ]
他にもいくつかありますので、何回かに分けて採り上げてみたい
と思います。
是非足を運んでみて下さい。
第一回は今年11月に開店した古美術と古布の店“和(なごみ)”
をご紹介します。
JR横須賀線「北鎌倉駅」で電車を降りると、東側には円覚寺の
緑が広がります。その円覚寺側の下りホーム(久里浜方面)に
面する通りの一角にこのお店があります。
駅のホームのすぐ真ん前、赤紫ののれんが目印です。
銅板葺きの庇に迎えられる様に石張りの階段を数段上がります。
中へ一歩入ると、松の太鼓梁が特徴的な空間。
店内には主に古伊万里が並べられ、古布で作られた服飾品ほか、
主人のセレクトした品が彩ります。
これらの品々は、店主が全国より集めてきたもの。
鎌倉散策の際に立ち寄られてはいかがでしょうか。
[《 和の場所はコチラ 》]
所在地:鎌倉市山之内497
※不定休
投稿者 sugisaka : 00:00 | コメント (0)
2007年12月03日
浴室TV(地デジ対応)が大はやり!?
水廻りのリフォームを機会に、浴室TVの設置を
希望されたN様。早速下見積りを依頼したところ、
注文集中のため受付は中止とのこと。
予定していたTOTOの地デジ対応14型ワイドの
場合、見積り・注文受付の再開が来年1月以降、
出荷開始は3月以降だそうです。
又、ノーリツの地デジ対応デカゾーも同様との事
でした。
建築基準法改正にともない、住宅着工件数が大
きく減少しているにもかかわらず、何とも腑に落ち
ない現象です。
何か別に裏の事情があるのでは・・・?などと思
うのは下衆の勘繰りでしょうか。
仕方がないので、必要な配線をしておいて、TV
の設置は入荷後ということになりました。
(K.S)
投稿者 sugisaka : 09:48 | コメント (0)
2007年11月05日
昭和の住宅
築60年の昭和の住宅。
柱と建具によって空間が構成され、ライフスタイルの変化に応じて
室内空間を自在に使い続けることができるという、日本的な住まい
の特徴を持った住宅です。
ただ一方で間取り的にプライバシーが保ち難い、断熱性や遮音性
に欠ける、現在のような耐震設計が為されていない等という欠点
がありました。
しかしこれらは現代の技術や素材を活用する事で解決可能。
有限である地球資源、社会的問題となっているゴミの事などなど考
えていると、やはり一つの家に住まい続けて行く事にはとても大き
な意義があります。
床下を点検。土台には不朽も無く、問題なし。
和室から庭を眺めていると、時を忘れてしまいました。
障子、ガラス建具、襖、欄間・・・何とも言えない昭和の住宅。
改修計画進行中です。
(K.N)
投稿者 sugisaka : 11:38 | コメント (0)
2007年08月01日
静岡県の天竜は有数の杉の産地。
現在、天竜杉を活用している物件もあり、先日産地まで赴きました。
お世話になったのは、T.S.ドライグループとして天竜杉の天然乾燥材を扱う、
榊原商店の榊原社長。
今は伐採期ではありませんが、昨年の秋から冬にかけて伐採された現場に
も足を運びました。
![]()
その、昨年伐倒されたという木が約半年の葉枯らしを終え、引き上げられて
いる所でした。
(下の渓流、上の道路に挟まれた伐倒の難しい場所で、見た目ランダムに
倒されています)
日本は海外と違い、産地が急峻である事はよく知られています。
頭では解っていても、実際に山で作業をしている様子を見るととても感慨深い
ものがあります。
写真は職人さんが、運搬できる適切な長さにカットしているところ。
(写真中央付近に小さく移っています。チェーンソー持っています。)
もちろん半年前の伐倒も、チェーンソーで1本づつです。
森林が平坦で、大きな機械でガツンガツン一気に片付けられる海外とは大き
な違い。手間暇が格段に違う事が実感できます。
カットされた丸太はクレーンで引き上げられ、貯木場へ運ばれます。
昔はこの運搬作業まで人力だったんですねぇ~。
![]()
貯木場の様子は壮観です。
桟積み含め、約1年ほどの天然乾燥を経て出荷されます。
こちらのT.S.ドライグループでは、新月伐採木が扱われます。
新月伐採については科学的なデータがまだ不足しており、現在検証中との事。
新月というのも面白いですが、それよりも注目したいのはトレーサビリティという
試みです。
新月はその名の通り伐採日時がとても大切になりますが、単に伐採だけでなく
林地の地理的情報からその日の天候、切り倒した方向、そして
出荷までの経過も逐一記録されるというもの。
住まいを構成する最も重要な構造材がどんな素性のものなのか、把握できると
いうのは、とても画期的で素晴らしい事です。
食品ではよく知られるトレーサビリティ。こと地震国日本に於ては、食と同じ位
価値のあるものだと思います。
今秋も与作ツアーと題して、天竜杉伐採見学ツアーが随時行われる様です。
現場では想像する以上に凄い臨場感が体験できます。
http://www.ts-dry.com/index.htm
要チェックです。
(G)
投稿者 sugisaka : 11:17 | コメント (0)
2007年07月11日
坪庭の良さ
庭は、家には是非とも造りたいものですが、建ぺい率目一杯とか
駐車場も必要だしとか、なかなか一定規模の庭をつくるのが難しい
ケースが多くなっています。
逆に、手入れが大変だからあまり造りたくないという方もいますが・・・
ちょっとのスペースでも上手に造れば、結構いい感じになります。
下の写真は、廊下の北庭のスペースに坪庭を造ったものです。
和室へ通る廊下から見える癒しの空間です。
木を移植する必要があったので、着工前から植木屋さんに相談して
いましたが、石の形やら苔の具合やらなど計画段階ではよくわからな
かったのですが、出来てみるとさすが本職、と思います。
植木屋さんは、結構自分のイメージを強く持っているので
造園工事に関しては、あまり口出しできない部分がありますが、
なるべく造りすぎないようにお願いしています。
石を据えたり囲いを造ったりと、少しのスペースでも結構費用は
かかるようですが、出来上がるといいモノですネー。
sat
投稿者 e_sugisaka : 14:30 | コメント (0)
2007年06月21日
築31年の「杉坂の家」、エコリフォーム終了
昭和51年に当社が手掛けた世田谷区のN氏邸。
環境問題にも造詣の深いN氏は、建て替えではなくリフォームを選択。
それも単なる間取り変えや美装に留まらないエコリフォームを希望された。
![]()
改修前の様子
(ちょっと物が溢れてますね(笑))
主なテーマは「耐震性能・断熱気密性能の向上」と「オール電化」。
耐震については基礎の増し打ち補強とホールダウン金物を設置。
断熱気密は、グラスウール断熱材を撤去して、発泡ウレタンを現場吹付けとした。
既存のグラスウール断熱材には、壁内結露によるカビが見られた。
(当時の建築方法としては止むを得ないか?)
![]()
断熱改修
(グラスウールを撤去し、発泡ウレタンを吹付)
又、一部の大きなサッシを複層ガラスのサッシに取り替えた。
給湯はガス給湯器をエコキュートに、そしてガスコンロをIHヒーターに替える事で
オール電化住宅に変身。
![]()
![]()
リフォーム後3ヶ月を経た今、N氏ご家族には大変ご満足いただいている。
(K.S)
投稿者 sugisaka : 18:45 | コメント (0)
2007年06月12日
生き返る現場
軽井沢で着々と進行中の現場より。
正に新緑まっただ中です。
世田谷の会社を出て走り始める煙たい環七通りとは
まるで別世界の様相。
現場での一呼吸毎に生き返ります。
![]()
ここは樹木に包まれたと表現しても過言でない環境です。
この素晴らしさを満喫する為に、最大限の開放感が計画
されました。
そして現場に取り付けられた窓サッシ。
1階部分の3枚割り木製サッシの中央部分は製作限界と
なるおよそ幅2.5m×高さ3mという代物。
据付も慎重に行いました。
![]()
はじっこにちょろっと人が見えますが、ガラスの大きさとの
対比が分かると思います。
もうしばらくで完成です。
(AM)
投稿者 sugisaka : 17:56 | コメント (0)
2007年05月16日
気持ちの良い季節ですね~
このあいだある雑誌で、全国のゴルフ場ランキングなるものが掲載
されていました。
雑誌の読者や専門家、ゴルフ場のオーナーにもアンケートを実施し、
コースやサービス、食事の質などを判定要素としている様です。
私は経験浅いヘタレプレーヤーですが、この辺りの情報も興味津々
です。
そしてありました!堂々第5位に大洗ゴルフ倶楽部。
何を隠そう倶楽部ハウスをデザインしたのが杉坂です。
松林を進むと瓦屋根の深い庇が出迎えてくれる、落着いた佇まい。
内部は松林にも負けない、松材を使った大断面木構造による大らか
な空間が広がります。
今の季節は気持ち良いんでしょうねぇ~。夏場も良いのかな。
設計を知る担当者に聞くと、エアコンを付けなかったという事ですが、
今もそうなんでしょうか?気になります。

ここは格式を重んじるゴルフ場ですので、訪れるには会員の同伴
或いは紹介が必要となりますが、機会がある方はちょっと意識して
ご覧になってみてください。 (G)
投稿者 sugisaka : 09:00 | コメント (0)
2007年04月12日
能登半島付近の地震
能登半島付近の地震では耐震性の低い建物に被害が集中し、
明らかな壁量不足が考えられます。
特に道路に面する間口が全面開口、間取りも続き間で奥まで
見通せてしまう様な建物などは、大きな被害を受けています。
建築基準法の規定は、震度6強~7で建物が倒壊しない事を
想定しています。
法律を守って造られた在来軸組工法の建物はおおむね被害が
少なく、住み続けられる様です。
「瓦屋根で外壁が板張りの古民家」も、その時代その時代の
新しい技術を採り入れて長い時代を生き抜いてきたはずです。
伝統工法と在来軸組工法の耐震補強方法は考え方が全く異
なるので、木造の専門家に相談するのが望ましいと思います。
(営業部 N)
投稿者 sugisaka : 20:23 | コメント (0)
2007年02月19日
タイルのピンチ
先日、打ち合わせで使うタイルのサンプルを探すためにタイルの問屋に行ったところ、
問屋の社長がぼやいてました。
「杉坂さんは色々タイルを使ってくれるからいいけど、他のハウスメーカーはもう全然
使わないから、タイルメーカーはどんどんつぶれてくよ。
こないだなんか一億の豪邸なのにタイルは玄関だけで10万円くらいだと聞いて
ガッカリしたよ」
確かに減ってるだろうなと思いました。
弊社では、玄関だけでなく浴室や室内にもご提案したりする事が多いですが、キッチンは
タイルじゃなくパネルになさる方が増えています。
タイルや石は他の仕上げ材に比べて高価なのと、手間や工程のことで大変なので
だんだん敬遠されてきてるんだと思います。
でもタイルや石は、素材の持つ良さが建物の雰囲気を引き立てたり、アクセントの
役目をしたり、弊社のような手作りの家には欠かせない物ではないかと思います。
どんどんタイルの需要が減って行くと、生産中止の物が多くなったり、もっと高価になったり
メーカーが無くなったりと心配です。
そのうち輸入物だけになるかも知れません。
sat
投稿者 e_sugisaka : 11:35 | コメント (0)
2007年02月05日
横浜モデル
私共の横浜モデルハウスでは、暖炉を点けられるように薪を用意してます。
先日、ご来場して頂いたお客様は大変喜んでいました。
日曜日は暖炉に火を点けて、ご来場をお待ちしたいと思っていましたが
こんなに暖かい日が続くと火を点ける気分になりませんね。 (A.M)
投稿者 e_sugisaka : 18:27 | コメント (0)
2007年01月19日
静岡より
今日は静岡よりお問い合せ戴いたお客様との打合せです。
とても天気が良く気持ちの良い1日で、車窓からの富士も格別でした。
![]()
今回のご相談は、道路拡幅計画により土地が削られる為、そこに掛
かってしまう築150年の建物を移設させるという内容です。
とても立派な木組みの民家で、それを移設して使い続けられるという
とても恵まれたケースです。
基本的には新築のご依頼が多く、最近静岡県内では焼津、小田原、
熱海などで建築を行っておりますが、民家の改修や移設といった事
例もあります。
頻繁にあるものではありませんので、お話を戴けるととても期待が
大きくなります。
投稿者 kantoku : 09:05 | コメント (0)
2006年12月18日
情報の情報
最近は住宅計画で地上デジタル受信が前提となりました。
ついこの間までは質の良い居住空間・・・などと考えていた所へ
いきなり始まった感で、焦ってしまいました。
今更ながらですが、デジタル映像は凄いとの事。私はまだ見た
事が無く、今までのテレビでも充分か?なんて思ってみましたが、
5.1chサラウンドシステムからして言語道断の凄さの様です。
機会を見て電気屋さんで確認しようと思っています。
それにしても情報を採り入れる為に考える事が多くなりました。
最近小耳にに挟んだのは、ごく普通のコンセントでインターネッ
トが可能になるという話。
PLCと呼ばれるシステムだそうです。まだ色々と規制があって
大々的に広まってない様ですが、一部では密かに動き出して
いるみたいです。
コンセントがそこまでマルチになるとは思ってもみませんでした。
これが主流になると、折角設けたLANやTV端子がもったいない
気持ちです。
でも配線がすっきりするのは良いですね。
差し引きしても期待大です。(H.S)
投稿者 sugisaka : 18:25 | コメント (2)
2006年11月24日
2世代で「杉坂の家」を
横浜市のW邸は21年前に当社でお建ていただいた“木としっくい”の家。
この家で成長され、社会人となり結婚、独立された息子さんが、この度
ご自分の家を建てるに当たり、やはり当社をご指名いただきました。
理由は「自分の育った家をとても気に入っているから」との事。
家づくりの仕事をしている我々にとって、こんなに嬉しい事はありません。
建築場所はW邸の隣り(W邸は庭が広いので、その一部に敷地を区切
って建てるのです)。
木やしっくいなどの自然素材を用いて伝統的軸組工法で建てる「杉坂の
家」の基本はW邸と同じですが、外断熱工法による高気密・高断熱化、
蓄熱土間、オール電化などの先端技術を採り入れた環境共生型高性能
住宅になる予定です。
完成は平成19年4月。21年経っても古くなるどころかますます味わいが
深まり、落ち着きと風格を増すW邸(親世帯)とその隣りに建つであろう
新W邸(子世帯)。
親子2世代でお建ていただく新・旧の「杉坂の家」が建ち並ぶ姿は、今か
らとても楽しみです。
K.S
投稿者 sugisaka : 08:55 | コメント (0)
2006年11月10日
まかせて下さい!
家づくりは人生の大事業です。
計画から完成まで最低でも1年はかかります。
我々営業は、丁寧にお客様に対応したり事務処理から見積り管理、
設計業務の進行や業者打合せ、現場の監理まで、手間暇いとわず
創意工夫しながら仕事を進めることに全力を尽くします。
特に重要な事は、経験豊富で常に情報に敏感でなければなりません。
それと、感性の合う設計士にめぐり合わせる事ですね!
N
投稿者 sugisaka : 17:57 | コメント (0)
2006年10月22日
お風呂の値段
住宅の浴室は、いくらくらいの金額が適切な価格なのでしょうか?
浴室使用に於ける人それぞれの考え方によって価値観が違いますので
このぐらいという基準は決められませんが、普通の30~40坪くらいの
住宅では、50~100万円くらいの金額です。
ユニットバスか、タイル貼りや板張りで造るかでも少々違いますが、
ああしてこうして、とやっていくと、とてつもない驚きの金額になっていきます。
現在計画中のお客様で、別荘の計画ですが、お風呂は木と石で造って
温泉のように広くゆったりとくつろぎたい、というご希望の浴室を先日見積もりましたら
なんと700万円以上 !
2階という事もあり、防水ユニットを特注で造り、木の浴槽や壁の板は
腐らないように特殊加熱処理を施してあるのですが、それがまた高い。
全体に特注とは言え、40坪くらいの家に700万円超の風呂はちょっとかかりすぎと
いうことで、防水ユニットと特殊処理の木の浴槽は取り入れて、壁の板は自然の物を
建築工事で張って、と減額しましたが約400万円かかります。
それでもかかり過ぎと思いますが、特注の物はかなりかかりますので・・・
上記のはちょっと特殊な例でしたが、お風呂に限らず、キッチンなどの設備は
そのまま建築費に影響して来ますので、よく考えたいところです。
お風呂は毎日のことなので、清潔な感じで掃除しやすく、ということで
100万円くらいの範囲で検討するのがいいと思います。
sat
投稿者 e_sugisaka : 17:38 | コメント (0)
2006年10月16日
秋の風景
今回は、2年半前に建てた車庫・物置屋根に緑化した物件を、紹介します。
当初は、小さい雑草がポツリ、ポツリと出てきましたが中々成長しませんでした。
しかし、今年に入り雑草はみるみる成長し、写真のようになりました。
特に手入れをすることもなく、全て自然にまかせています。
なんとなく秋を感じませんか。 営業部 (明)
投稿者 e_sugisaka : 11:10 | コメント (0)
2006年10月04日
家の灯りを考える
杉坂の家には和の灯りという印象がありそうですが、
以外とそうでもなく、モダンなデザインのものを使うと、
結構空間の表情を変えてくれます。
灯りを選ぶ際には、
・空間の印象を大切にし、照明器具は極力目立たせ
ない様にする。
・照明も空間を構成するデザインの1要素とする。
など考え方があると思います。
どちらにするか、或いは空間によって切り替えるか、
我々の提案とお客様のご判断で家の雰囲気も少し
変わって来ます。
あと、その空間で果たす機能性も、前提として必要な
要素ですね。バリアフリーや防犯も、照明に依るとこ
ろが多分にあります。
照明を考えるのは楽しいのですが、建築工事の進捗
状況との競争ですので、決断も必要。
完成した時、空間の中でどの様に映るのか。灯りに
よって空間がどの様に仕上がるのか。
上手く行くと、とても嬉しくなります。
H.S
投稿者 sugisaka : 19:22 | コメント (0)
2006年09月26日
プランニングの難しさ~そして初回プランの完成度
私は営業担当として多くのお客様の「家づくり」に関わって参りました。
その経験から、基本プランの完成度が住まいの良し悪しを大きく左右
すると思っております。
どんなに良質の材料を用いて腕の良い職人達が造っても、基本設計
プランが良くなければ良い家にはなりません。
この事はごく当たり前の事と誰もが考えていると思います。
しかし注文住宅(自由設計)において、お客様との打合せを経てプラン
が変化して行く中で、その完成度を維持する事はとても難しい・・・・。
打合せを重ねる事でお客様はプランへの理解度を深められ、ご要望も
より具体的になります。設計者にしてもお客様の言いなりではなく、
全体のバランスを考えつつご要望に応えて行く。そしてより良いプラン
へとなるハズ・・・・。
ところが、なかなかそうは行かない事が多いのです。
つい先日も、あるお客様との打合せでこんな事がありました。
10数回の変更を経て設計プランについてご了解をいただき、実施設計
に移ろうとした矢先の事。
そのお客様から、申し訳なさそうに「初回のプランで進めたい」との電話
を頂きました。
我々も改めて初回プランと決定プランを見比べました。
確かに、どう考えても初回プランの方が完成度が高いのです。
プランを決定したものの、一抹の不安を抱かれたお客様が、ファイルされ
ていた全プランをもう一度見比べて考え直された様です。
また2年前に建物を完成されてお住まいの他のお客様は、こうおっしゃ
いました。
「基本的にとても満足しています。でももし今もう一度建てるなら、○○
さん(設計担当)が最初に提案してくれたプランでやりたい。今にしてそ
のプランの本当の良さが解った気がします」
そんな事で、プランニングの難しさを痛感しています。
確かに設計者が初回プランを練る場合、建て主の要望はもとより、敷地
や周辺環境、陽当たりや風通し、予算などを総合的に考慮してそのバラ
ンスを考えます。ですから、建築主のご要望に大きな変化が無い限り、
初回プランの完成度はかなり高いと言えるのかもしれません。
建築主も私達も、プランを決定する前にもう一度初回プランを眺めてみて
はいかがでしょうか。
K.S
投稿者 sugisaka : 10:11 | コメント (0)
2006年09月11日
火災警報器
建築をご検討しているお客様には既にご存じの方は多いと思いますが、
今夏より普通の住宅にも火災警報器の設置が義務となりました。
今までは、台所に取り付ける程度でしたが、今後は各居室(寝室)や階段などの
通路にまで取り付けなければならなくなりました。
これから完成する家の、あちらこちらの天井に火災警報器が付くようになります。
住宅の場合は、デザインよりも住みやすさや安全性の方が重要なので
致し方ないとは思うのですが、せっかくの杉の板張りの天井に警報器が
付いていると、なんか変だろうなとか写真写りも悪いだろうなとか思ったり
しますが、だんだん慣れてしまうのでしょうか・・・
個人の安全性まで義務にしなくてもいいじゃない、とも思うのですが、
決まってしまったものはしかたありません。
なるべく目立たないように気を付けていくようです。
sat
投稿者 e_sugisaka : 08:42 | コメント (0)
2006年07月18日
築20年の家
先日、横浜市戸塚区の20年前に担当したお客様のお宅に訪問いたしました。
街並が変わったのではないかと、建築当時の事をイメージして行きました。
なんと、深い軒を持った入母屋の屋根が、外壁の漆喰壁を覆い、輝きで気品が
ただよっておりました。
10年前にメンテナンスで木部塗装はしましたが、漆喰は何も手を入れておりま
せん。
軒が深いので、壁を守ってくれているのでしょう。
やはり敷地に余裕があれば、軒を深く出したいところですね。
屋根の構造部材が太くなりコストにもからみますが、家の耐久性を考えますと、
とても重要なところです。 営業部(nara)

投稿者 sugisaka : 16:30 | コメント (0)
2006年07月10日
旧家の思い出
現在、築70年の家を解体しています。
普通は、重機で壊してしまいますが、お施主様の希望もあり、前もって大工が使用可能な部材(床柱・床框・地板・長押・欄間・建具・・・)を取外していきました。
手壊しの為、多少時間・金額も掛かりましたが、70年の思い出を新しい家に受継いでいきます。
営業部 (明)
解体中の写真です。(土壁の詳細)さすがに土壁までは、受継げませんでした。
投稿者 e_sugisaka : 08:48 | コメント (0)
2006年06月14日
豊かな時間
私共は、暖炉や薪ストーブ、囲炉裏を導入する住まいを比較的多く手掛けます。
(別荘を手掛ける事が多いせいもありますが。)
エアコンや床暖房はどんどん高性能化、それだけでぽかぽか暖かですが、やはり豊かな室内環境をつくる上で、暖炉や薪ストーブには大きな効果があります。
設備単体のイメージだけでなく、無垢の素材でデザインした、モダンな空間との相乗効果も大きいです。
電化が進み、住まいから火が消えてゆく安全便利な時代ですが、炎を囲みながらプライベートな時間をゆったり過ごすというのも魅力的です。
手間はかかりますが、手づくりの暖かさが生む心地良さは格別ではないでしょうか。
これから建築に入るお客様が選ばれたのは、艶のある琺瑯引きの、赤い薪ストーブ。
重厚な木と漆喰の空間をスタイリッシュに彩るでしょう。
機会があれば、ご紹介したいと思います。 営業部(豪)
港区 A邸
町田市O邸
投稿者 sugisaka : 18:23 | コメント (0)
2006年06月09日
ホームエレベーター
現在、自分が担当している計画中のお宅に、
ホームエレベーターを取り入れる予定です。
2階がLDKということもあり、ホームエレベーターは、
上下階をつなぐバリアフリーとして有効だなと思います。
しかし、実際はなかなかそのスペースと金額が難しいのが実状です。
ホームエレベーターは、2階建てではほとんど取り入れず、
3階建ての計画でたまにご要望があるくらいで、
一戸建ての住宅では滅多に付けることがありません。
エレベーターといえば、我々はホームエレベーターのことであり、
ナショナルやオーチス、三菱などのメーカーのイメージですが、
そういえば高層建物用のエレベーターは、また別のメーカーも、
外国物もたくさんあるのだと、今回の事故で気がつきました。
シンドラー。? 恥ずかしながら初めて聞いた名前でした。
こういった事故があったりすると、何となく個人的には、機械物は国産がいいよ、
と勝手に思ってしまうのでした。
ホームエレベーターは、あんなには危険ではないと思いますが、
改めて危険具合とか気を付けなきゃなと感じました。
営業部 佐藤
投稿者 e_sugisaka : 17:16 | コメント (0)
2006年06月05日
『営業部だより』 はじめます。
杉坂建築事務所の家づくり。
そのさまざまな面を少しでもご紹介出来ればと、
営業担当社員が交替でブログに書き込みをしていくことにしました。
営業部のスタッフは、設計者(建築家)と施主様を結ぶ
プロデューサー的な役割であると自負しています。
スタッフ全員、ブログは初体験なので
どうなることか不安はありますが、
精一杯、正直に、誠実に
家づくりの様々な出来事を綴っていきます。
お楽しみに!
投稿者 sugisaka : 10:48 | コメント (0)
