日本建築進化論

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―杉坂の都市型環境共生住宅―

20030501

周辺の自然環境の快適な部分を取り込むことで、人間らしい健康的な暮らしのできる住まい。それが杉坂建築事務所の目指す「都市型環境共生住宅」です。

伝統工法の継承者として、わたしたちは自然との「共生」を追求し、独自のノウハウを蓄積してきました。日本建築の知恵と技を基盤に、先端の技術と卓越した設計力を駆使することで、どのような住宅環境においても、最適な建築プランをご提案します。生涯を共にするにふさわしい家について、わたしたちと一緒に考えてみませんか。

開放型高気密・高断熱技術

先進の外断熱工法と伝統的な真壁工法を一体化した独自の技術です。熱や空気を無駄に逃がさず、計画換気で空気を調節。外気に影響されにくい室温を保ちながら、カビやダニ、木材腐朽菌の原因となる結露を防止。省エネルギーを健康と快適に結びつけます。

高性能開口部の構築

柱や梁を構造体とする伝統的な軸組工法は設計の自由度が高く、緻密な計画のもとに窓などの開口部を構築。さらに、高性能サッシに遮光スクリーンを併用することで機能を向上させ、採光・遮熱・採風を制御します。

パッシブ設計

夏は通風や夜間の放射冷却、地盤の吸熱効果を活用して涼やかに。冬は太陽熱や木材の蓄熱性、地盤の熱を利用して温かく。風の流れや太陽の熱を計算し巧に取り込むことで、人工的な空調には頼らない快適な空間づくりを実現します。

都市微気候の活用

環境共生住宅が郊外の自然あふれた場所にしかつくれないと考えるのは誤りです。都市の密集した住宅環境は通風を制御しやすく、夏の直射日光や冬の厳しい寒さを緩和するのに役立つことも多く、むしろ意図的に外部の自然環境を取り込むのに向いています。

(2001.06.22 朝日新聞 夕刊)

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