柔構造から剛構造へ

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茅葺屋根の茅を降ろしスケルトン状態になったのが5月末、
こんなにもシンプルで細い材を使用してても、揺れることによって
3.11の震災にも何の支障もきたさなかった先人の知恵の結晶である
柔構造の家でしたが、流石に土台や柱の傷みが進み今回の大手術と
なりました。



曳家さんで家を持ち上げ基礎を新たに造り土台を新しくして
家を降ろしたのが9月2日。
屋根の形が見えない日々でした。熟練の大工さん達の地道な採寸と
手刻みによる加工により、ようやく大屋根が架かりました。
ここまでが長かった!






しかし、待った甲斐がありました! スゲーのなんのって!!
大工さん達も嬉々として動いてくれてます。
微調整のため各自ノミを腰に差し、組み上げていきます。

2階の寝室兼、奥様の趣味の部屋からこの空が見えます。
巨木の数が全国でもトップクラスの匝瑳市。巨木は山林ではなく
民家などに存在してるといいます。
家の守り神として崇められている巨木!
奥様は神様の森とよんでいます。
その神様の森の樹上の空には「天の川」が見えるはずです。
神様の森を照らす月の光も幻想的だと想像します。
自分が住むのではないけれど安らげる家にしたいと思ってやってきました。



豪快な家造りは続きます! 写真を多用してご報告しますのでお楽しみに!

三枝

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