竹の竪樋

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雨の日が続いた八月。
各地で甚大な被害をもたらした局地的大雨!
そろそろ天気が回復する模様ですが農作物への影響は
避けられそうにもありません。心配です!

雨が多い日本では古から重要な役割をはたしてきた
犬走り。甦った古民家では不要になった束石や瓦を、
上手く組み合わせて犬走りを設けました。
(石は全て敷地内にあったもので賄えました)
カネ勾配(45度)から勢い良く滑り落ちてくる雨水は、
玉砂利を敷き詰めた犬走りへとダイブしていきます。

再生工事では曳家で建物を上げて基礎を高く造り直し、
床下の通気を良くしたりと湿気対策には気を遣いました。
ですからこの長雨でも安心していられました。


玄関前の下屋にだけは唯一雨樋を取り付けました。
玄関先ですからね!
竪樋に青竹を被せ根元には玉砂利を敷き、
雨水は排水升へと流れて行きます。



【御前崎の家】

 


【佐野・豆柿の家】

竹樋にしたのは「御前崎の家」次が「佐野・豆柿の家」
そして今回の「古民家」の三軒となりました。
青竹は暫くすると変色してしまいますが、それも風情かと!
見映えが悪くなったらまた青竹に交換すればいいのであって、
鎖樋などよりもお洒落だと私は思っています!

三枝

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