駐日●●大使公邸

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東南アジアのこの国と日本との親密な関係は約600年前まで
遡ることができるのだそうです。
各地の動物園で子供から大人まで人気のある動物もこの国からきました。

この大使公邸は東京北区西ケ原の旧古河庭園内にある洋館、
旧古河邸に似た築83年の石貼りでゴシックスタイルの優雅な建物です。
修復が終わるのが4月末、その修復作業に関わらせて頂いてます。

近頃NHKの番組で各国の大使公邸内が紹介されています。
近代的で豪華な造りの建物の床は大理石貼りだったりとかで
つい比較して見てしまいます。
この大使公邸の床はチーク材の寄木細工でできています。
それもマレーシアチークだそうです。 さすが専門家の目は鋭い!
そしてこんなにも良い状態の床は初めて見たと驚いていました。

テラスに出る金属製の建具に取り付けられているレバーハンドルも
同じようなデザインのものが幸運にも見つかり全て交換します。
これで今までの雰囲気を損なわずに済みます。
レバーハンドルは新橋にある鍵の老舗H商店のもの!
偶然にもこの大使公邸に使われていたハンドル類はH商店のものであり
大使夫妻もHの刻印を見て驚き喜んで下さいました。

芸術的な天井の装飾や美術品、木製の建具に施された彫刻、
階段も重厚で素晴らしい。
帰りたくないと思う落ち着いた雰囲気の公邸です。
大使公邸ですから写真を載せるのを控えました。

古民家改修工事は着々と進行中で次回お施主と植木屋さんと
打ち合わせです。雑木林的な庭の中に古民家が建っていると
いうイメージです。

三枝

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