海を臨む傾斜地の家。 〜RCと木造による高性能住宅〜 神奈川県横須賀市

施工データ

所在地:
神奈川県横須賀市
構造・階数:
RC地下1階/木造 地上2階建て
面積:
200.12㎡

【事例写真】

こだわりポイント

海岸まで80mほどの海を見下ろす高台という環境。もと斜面地だった土地を掘り込んでRCの地階を設け、その上に木造2階を載せた3層の住まいです。
ここは海の眺望が抜群な反面、潮風の影響が大きく、この住まいには塩害対策が最重要でした。
オーナーのYさん、実は国産木材を多くの人に再認識してもらい、森林環境から地場産業までが循環する社会を取り戻す活動を行っている方。その活動には私たちも賛同しています。そこで、ここでは自然の理に反する素材は極力使わないという信念で住まいづくりを行いました。そしてそれが塩害への対抗措置にも繋がるという意図です。構造材には天然葉枯らし乾燥木材、下地に工業ボード類は用いず仕上げも大工か左官による手仕事の素材とするなど、こだわりを持った取り組みとなりました。

眺望抜群の場所で組み上げられた骨太の構造架構。

構造体を木質繊維の断熱材でくるみました。更に内部にはセルロースファイバーによる充填断熱を施し、自然に還る素材によって高度な躯体性能を持たせています。

内装の下地を木摺(きずり)という杉の細板材で構成し、漆喰壁と土壁で仕上げています。

他の事例を見る

カテゴリーから探す

まずはお気軽にご相談ください

  • このエントリーをはてなブックマークに追加