古材と新材の融合

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鎌倉市の現場では地鎮祭、大田区の現場では上棟と、各地で建築が始まって参りました!
そちらの様子は前回や前々回の記事でご紹介しておりますので、ご興味のある方は是非御覧くださいませ。

以前ご紹介致しました、中野区の建替え現場でも27日、28日と2日間に渡って建て方が行われました。
幸いにも雨に見舞われることはなく、無事に作業を行うことができました!

建て方が始まる前の様子です。


こちらは以前の家を解体する際に取り外して保管しておいたケヤキの大黒柱です。
以前の家でも再利用されており、初めて使われたのはなんと大正時代にまで遡るそうです!
もはやアンティークに分類しても過言ではないのでしょうか。
まさに100年経っても大丈夫 な某企業の製品を思わせるような木材の頑強さに感服致しました。
保管場所から建築場所へ6人がかりで運んだのですが、それでも腰が曲がるくらい重量感があり
1世紀という年月の、違った意味での重みもひしひしと感じることが出来ました!



その柱をクレーン車で吊るしながら立てていきます。
柱が立ったら梁と接合できるよう職人さんが手で加工していきます!
機械で木材を加工することが殆どの現代で、職人さんの熟練した技を見ることが出来て良い体験となりました。



古材である大黒柱に、新材である梁を掛けている様子です。新材の中に悠然と立つ古材が、空間に落ち着きを与えてくれているように見えます。


2階の根太を組み終わったら、下地板を敷き釘で固定していきます。
また、下地板を敷き終わったら1階と同様に柱を立て、梁を掛けていきます。


最後に垂木を掛けて、建て方はほぼ終了となります。次は上棟式が行われる予定です。
梅雨明けもしたことですし、天候に恵まれることを祈っております!

今回は構造材の再利用や、建て方の様子をご紹介しましたが、他にも建具などの再利用がありますので、
随時ご紹介して参りたいと思います!
職人さんの技や、古材の味わい深さに感心しきりの二日間でした。

渡辺

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