いよいよ今年も押し迫ってまいりました。

横浜市中区の改修工事がいよいよお引き渡しとなります。
スケルトン状態にしてからの工事！以前ブログにも書きましたが柱が傾いていたり寸足らずの柱に数枚の板で下駄をはかせ高さを補ったり図面では入っている筈の梁が無かったり無い筈の梁が架かっていたり開けて見て唖然！！

計画案通り施工するのに設計.現場監督.大工さんが苦戦した現場でした。

そんな現場にも関わらず大工さん達は気持ち良くやってくれました。
大工さん.左官屋さん.塗装屋さんそして現場監督も「渡辺篤史の建物探訪」で放映された逗子のY様邸を手がけた人達です。

お施主様は「そんな良い職人さん達にやってもらわなくてもいいのに・・」と仰っていましたが増改築工事であっても同じ仕事！
お仕事を頂いているのですから同じ手配を致します！

伊豆大島や御前崎にも来てもらった現場監督の信頼も厚い塗装屋さんに今回は「柱や梁.建具などには色を付けず3割ほどの艶を出して塗って欲しい！」なんとも感覚的で難しい要望にも応えてくれたその仕上がりはとても上品な肌合いに塗られていました。流石職人！！

その塗装屋さんが塗る手を止めて「この家なんだか優しい感じがする・・・」
私もそう感じていました。どこが？と言われても・・・何となく・・・です。
女性お一人で住むこの家の設計は当社設計陣の中の紅一点が担当しました。
お施主様の意向を良くぞ此処までまとめ上げたと監督と設計に感謝です！

押入れの中まで漆喰塗り！家族と暮らした思い出の家の構造材を残しての改修、憧れていた漆喰の家が完成しました。
寒く又暑かった部屋も床下.壁.天井に厚く断熱材を入れましたし暗かった部屋も明かるくなりました。気分一新！どうぞ良いお正月をお迎えください。

さてブログ「豆柿」の続きです。
お客様から頂いた敷地図では既存の建物と植木の位置が微妙に？
計画案の建物の配置も知りたかったので測量をしに行って来ました。

渋かった豆柿の実は思っても見なかった状態になって枝に付いていましたが、触るとポロっと取れてしまいます。
鳥たちが揺らしたのか完熟して落ちたのか幹の下には大量の実が散らばっていました。

黒紫色をしていて見た感じはまるで干しぶどうのように萎んでいます。
ネットで検索したのとはちょっと違いましたが早速口にしました。
味は干し柿そのものです！優しい甘さで美味しい！！
いくらでも食べられます。始めて口にしましたが兎に角美味しい！
同行の設計にも勧めましたがヤッパリ食べず画材として一枝持ち帰りました。

本社へは流石に地面に落ちていたのではなく枝付きのを持ち帰りました。
この味を知っていたのは当社では秋田県出身の一人だけ、昔食べたのはもう少し大きかったと言いながらも懐かしい懐かしいと口に放り込んでおりました。

一年間ブログをお読み頂きまして有り難うございました。
良いお年をお迎えください！そして来年も宜しくお願い致します。

（三枝）