小正月の「とんど焼き神事」

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紅梅が咲き始めました。

小正月にあたる1月15日、地元の大宮八幡宮ではお正月飾りや注連縄.古札.古矢などを燃やす「とんど焼き神事」が執り行われました。
大宮八幡宮では「どんど焼き」ではなく「とんど焼き」といいます。

全国各地で「道祖神祭り」とか「どんど焼き」の伝統行事が行われ、飾り付けなどにもそれぞれ特徴があるのですが、大宮八幡宮のそれは見た目がとても麗しいのです。
松飾りを積み上げた下は注連縄で抑え、側面は白い羽の古矢が綺麗に巻き付けられ、松飾りの一番上には神棚が乗っかっていました。

宮司が祝詞を奏上した後、古式に則った火を起こす神事に移ります。
ロクロ火錐という道具で火種を作るのですが、なかなか火が付いてくれないのです。
火が付かないことには神事は進みませんから、神職のお二人は必死!
途中から経験者が助太刀に入りました。

宮司さんも司会の方も不安げに覗き込み作業を見守ります。
ライターを使ったら!とかの雑音も聞こえ始めました。

十数分経った頃、ようやく待望の煙が!
そして火が付いた瞬間、観衆の歓声と拍手!拍手!拍手‼️
宮司さん達の安堵した表情!

そのご神火を二本の松明に移して積み上げられた古札や古矢に点火。

燃え盛る炎!お焚き上げの前で神職や関係者が大祓詞を奏上し祈ります。
 

火の近くはとても熱く放射熱で顔は真っ赤。この火で焼かれたお餅は「厄除けぜんざい」として皆さんに振る舞われます。

日本の伝統行事は良いもんですね!
次は節分祭です。

三枝

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