歯科医院併用住宅も工事終盤へ

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長い梅雨の次は大変な暑さが続いておりますが、皆様ご自愛されておいででしょうか。
五月晴れの上棟から3か月、豊島区で進行中の現場もだいぶ進んで参りました。

現場ではスポット式のクーラーが活躍中。

エアコンの様に冷気ガンガンではなく「あっなんか涼しいね!」程度なのがちょっと残念ですが、有るのと無いのとではやっぱり違います。

実はこの建物、歯科医院併用の住まいとしてこの秋完成します。
先週末は内部に併設する歯科技工室のバキューム配管作業がありました。

歯科技工は入れ歯などの義歯や矯正具を作るお仕事。
仕事場となる技工室は金属や石膏、樹脂などを叩いたり削ったりしながらリアルに作る場所です。
物を美味しく食べたいですし、笑った時に自然でないといけませんからね!
時には大きい音を立てて打ち叩いたり、バーナーで炙って変形させたり、歯型を削って整えたり..
バキューム配管はこの削って整える作業に必要となる装備です。

この技工室は最大4名が作業できる仕様を想定しました。
各作業員のデスクに掃除機のノズルの様なものがセッティング出来る様、事前に配管します。
そして配管は集塵する本体へと繋がります。
これがないと技工士さんは粉まみれ。大変重要な装備なのです。
このほかデスクで炙り作業も出来る様、4系統のガス配管も行います。

一方歯科医院の方ではレントゲン室の下地造り。

X線が室外へ透過しない様、壁のコーナーや下地の継ぎ目は鉛の板やテープで隈なく補強します。
もちろん床・壁・天井の下地ボード類には全て一定の厚みを持った鉛板が裏打ちされています。
ボード1枚あたりの重量は40㎏を超える(普通ボードの3倍の重量)ため、天井の施工はなかなか大変な作業。

そんなこんなでもうあと1ヶ月半。
その頃には世の中に平穏の訪れを願いたいです。

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